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コロー展 国立西洋美術館

 国立西洋美術館で開かれている
コロー展を見てきました。

実は私は、昔からコローの、優しい温かみのある風景画が大好き。
でも、今回初めて、コローが活躍した時代が、
印象派の直前だったことに気がつきました。

 落ち着いた色合いなので、てっきり17世紀か18世紀初めくらいに
思いこんでいたんです。(^^;)

 改めて、コローの若い頃からの作品を見ていくと、
実は彼が19世紀半ばの人だということがよくわかります。
「いかにもコローらしい」といわれる作品は、
むしろ晩年の10年ほどの間に描かれたもので、
確かな描写力を支えに、新しい画風を切り開こうと、
常に研鑽を重ねていたんですね。

 そして、コローカラーともいうべき、
ちょっとグレーがかったグリーンを多用した
温かみのある色遣いと、空間に深みを与える
大胆な木の構図が、いかに印象派の画家たちに
大きな影響を与えたかも。

心のオアシスとでも称すべき
美しい絵画に囲まれて、しばしいこいの
ひとときを過ごしたのでした。
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eri

Author:eri
こんにちは。イラストレーターの松本絵里です。
主に子供向けのイラストや絵本の仕事をしています。お笑い系の旅行エッセイも書いてます。
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