レオナール藤田展
18日まで、上野の森美術館で開かれていた
レオナール藤田(藤田嗣治)展に行ってきました。
薄墨を溶かしたような色合いの、陶器のような肌の女性と、
猫の絵が特に有名で、
山のように贋作が描かれたことでも知られています。
また、変わったおかっぱ頭のややナルシズムっぽい写真も有名ですよね。
でも、今回の展覧会は、もちろんその代表的な
女性の絵もありましたが、ごく近年発見された幻の代表作なども来ていて
見応えがありました。
極限まで筋肉を書き込んだ、力強い男性像や
骨格から克明に描いてある動物などは、
この画家の飽くなき探求心と向上心を見せつけられるようで、
鳥肌ものです。
また晩年の爆発したような色の洪水。
それまでが、むしろ水墨がに近いほど色味を抑えた作風なだけに、
よけい鮮やかに感じます。
洗礼を受け、自身が手がけた教会をかざる絵画やステンドグラスの
美しいデザインと、喜びにあふれたタブローは、
「この画家は、数々の賞賛を浴びてきたけれど、本当は
この絵、この教会のために生まれてきたんだ」とも
思えるような力強さにあふれていて、
心を動かされました。
東京の展示は終わりましたが、どこかで機会があれば是非お勧めしたい展覧会でした。
レオナール藤田(藤田嗣治)展に行ってきました。
薄墨を溶かしたような色合いの、陶器のような肌の女性と、
猫の絵が特に有名で、
山のように贋作が描かれたことでも知られています。
また、変わったおかっぱ頭のややナルシズムっぽい写真も有名ですよね。
でも、今回の展覧会は、もちろんその代表的な
女性の絵もありましたが、ごく近年発見された幻の代表作なども来ていて
見応えがありました。
極限まで筋肉を書き込んだ、力強い男性像や
骨格から克明に描いてある動物などは、
この画家の飽くなき探求心と向上心を見せつけられるようで、
鳥肌ものです。
また晩年の爆発したような色の洪水。
それまでが、むしろ水墨がに近いほど色味を抑えた作風なだけに、
よけい鮮やかに感じます。
洗礼を受け、自身が手がけた教会をかざる絵画やステンドグラスの
美しいデザインと、喜びにあふれたタブローは、
「この画家は、数々の賞賛を浴びてきたけれど、本当は
この絵、この教会のために生まれてきたんだ」とも
思えるような力強さにあふれていて、
心を動かされました。
東京の展示は終わりましたが、どこかで機会があれば是非お勧めしたい展覧会でした。
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